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しあわせの種 11月

豊かな実りの秋からいよいよ四季の移り変わりのクライマックス。山々も街路樹も色鮮やかに染まり豊穣の喜びの曲を歌っています。 植物は夏の太陽のエネルギーをたくさん吸収して、太陽エネルギーの結晶のデンプンを作り、それを使って自らも一回り大きく成長し、またその実りは次世代にいのちを繋ぎます。動物は自分では太陽エネルギーを吸収出来ないので、植物が作ったでんぷん(米、麦、イモ類)を食べ、体の中でそれを燃やすことで生きています。

間接的に太陽エネルギーを吸収しています。
色鮮やかに染まった木の葉は、やがて大地を錦繡の絨毯に変え土に還り、再び栄養となって木の幹を大きく枝葉を広げます。
いのちは途切れるのではなく、大きな繋がりの中を、形を変えあちらこちらを旅しているのです。

植物はなぜ植物性色素を持つのか?
植物性色素の代表クロロフィル、太陽の光を集めるアンテナの役割と集めた光を光合成でデンプンに変える役割。
秋になり太陽の光が弱くなると落葉樹は光合成をストップします。
すると光合成の工場の中にあるクロロフィルが消滅。
植物性色素のカロチンの色黄色が現れてきます。銀杏の葉が黄色なのはカロチンの色なんです。紅葉が赤いのは葉の養分の糖から赤のアントシアニンが作られます。
クロロフィルが消滅する時活性酸素が発生し細胞を傷つけてしまうので、それを守る役割がカロチンやアントシアニンにはあります。
毎食両手にひと盛りの野菜食べていますか?厚生労働省は1日に350gの野菜摂取を推奨。
野菜はビタミン、ミネラル、植物繊維だけでなく植物性色素(フィトケミカル)もとても大切なのです。
植物性色素(フィトケミカル)は植物が紫外線や昆虫等、植物にとって有害なものから身体を守るために出された色素や香り、辛み、ネバネバ成分のことです。植物性色素の最も期待されている効果は、抗酸化力です。いわゆるサビ取り
私たちは、呼吸の際に酸素を利用しますが、取り込まれた酸素の一部は活性酸素やフリーラジカルとなり身体を傷つけてしまうことで、がん、動脈硬化、糖尿病、老化、生活習慣病の原因となると考えられています。それを植物性色素(フィトケミカル)は守ってくれるのです。

Sally日記