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しあわせの種 8月

照りつける太陽、大地から立ち上がる熱が積乱雲となり雷雨に変わる。海では海水温の上昇で熱帯低気圧が台風を生み、天と地のダイナミックなエネルギーの交流がなされています。桃やブドウの果物もこの天と地のエネルギーの交流が結実したもの。そしてその中にある種はいのちのバトンを担ってひたむきに走ることを夢見ている。

7月末に東京に引っ越し高知と東京の二重生活がスタートしました。マンションにWi-Fiがやっと入ったかと思うとパソコンの調子が悪くなる等、新しい環境での文明の利器を十分使いこなせなくて、7月末に書いたしあわせの種が旬を過ぎてしまい再び書き直し。野菜も、魚も新鮮さと旬が大切と東京に来てつくづく実感。日々の生活も物事を旬のうちに片付けないとよい人生は創れないことを学ぶ。

この夏は生活のセットアップのために炎天下、外を歩くことが多く、身体から湯気が立ちあがっていたかも。無性にスイカが食べたくなり、大きなスイカの切り売りを求め食べると、スイカの水分が「砂漠に水が吸い込まれていくような感覚で音を立てるかのようにシュワーン、シュワーン」体の中に浸み込んでゆきます。ミネラルを含む植物水は身体の細胞を潤してくれます。適度な甘さの糖分は素早くエネルギーに変わり、暑さで疲れた体のエネルギー補給。甘みを引き出すためにふる天然塩は、汗で失われた塩分やミネラルの補給となります。さらに利尿効果もあるので取り過ぎた余分の水分を排出してくれます。汗をかいたからと、いくら水H2Oを飲んでも体の中を素通り、あるいは余分な水分がたまり、むくみや胃腸の消化機能低下の原因となります。植物の水分は私たちの身体の生体水に変わり潤してくれます。盛夏の時には瓜類に天然塩をふっての水分補給もお勧めです。血圧が高いからと塩を全くふらないのは良くありません。瓜類にはカリウムがたくさん含まれているので、ナトリウムを排泄します。私たちの身体はバランスが必要です。カリウムがたくさん含まれている物は、体を冷やし緩める作用があり、ナトリウムがたくさん含まれている物は体を温め締める作用があります。瓜類には天然塩が必要です。

ナトリウム不足で足がつる等の症状が現れる場合があります。
夜足がつる方、筋肉の緊張をとる芍薬甘草湯がよく処方されますが、長期間甘草を入れるのも問題がありますので、より深い原因を探ってみることが必要です。
70歳代の痩せ型の男性で高血圧薬服用、夜間足がたびたびつるということで芍薬甘草湯を4カ月ほど服用されていらっしゃいました。血圧を心配なさり塩分制限を厳しくなさっておられ、みそ汁は塩分があるからとパン食でコーヒーにヨーグルト。冷房の中では足腰が冷えるとのことで、血液の流れを良くし、身体を温め,腎を助けホルモンの分泌を良くする漢方薬を処方。朝食は味噌汁の和食に変えて頂く。芍薬甘草湯を飲まなくても足がつらなく、頻尿も足腰の冷えがなくなり、食欲も出て体重が1キロ増えたとお喜び頂いております。ナトリウム不足と冷えが原因だったようです。

 60代後半体力ありの女性。仕事が忙しく夜ご飯が遅く、ビールが大好きで毎晩350ml 2本。付き合いも多くこの夏は、朝、顔がむくむようになり、ここ1カ月で2回も夜中に足がつったとのこと。アルコールのせいで肝臓に負担がかかり、また水分のとり過ぎで腎臓にも負担。肝臓と腎臓は肝腎要の臓器。アルコールを飲む前には解毒作用の強いクロレラバイオリンクで、肝臓の解毒作用を助け、さらに肝腎の働きを整える漢方薬ジョッキを服用。むくみはもちろんのこと朝起きた時の身体が軽くなったとのこと。

   同じ症状でも原因が違えば原因にあった処方をしなければ、根本治療にはなりません。

 

Sally日記