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Sallyのつぶやき

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しあわせの種

あじさいのブルーを眺めていると、心が透明に澄んできます。
梅雨のうっとうしい中、最高の贈り物。同じ株からのあじさいなのにそれぞれ違った素晴らしい発色、刻々と変化する色合い、しあわせを感じます。

 あじさいの色の七変化は、アントシアニンというあじさいが持っている色素+補助色素+土の中に含まれるアルミニウムの三者の共同作品です。
一つの花それぞれ個性があるから、アントシアニン、補助色素の量も違います。
また土地によりアルミニウムの量も異なり、それを吸い上げる根もたくさん吸い上げる根もあれば、少し吸い上げる根もあります。アルミニウムをたくさん吸い上げると花は青くなり、あまり吸い上げないと花は赤くなります。
それぞれが最高の作品ですね。

 西洋医学から来た減塩と水飲み健康法が定着してきていますが、私達を取り巻く自然と体の仕組みから本当に良いのか考えてみましょう。

 日本の国は雨に恵まれ、水と緑の自然豊かな素晴らし国ですが、治水がうまくできてなげれば川は氾濫します。また梅雨時は高温多湿で家の中にカビが生えます。
一方、ヨーロッパの大陸気候は空気が非常に乾燥しており、洗濯物はすぐ乾き、建築物も湿気を気にする必要がない石造りです。
日頃ビールが飲めないわたくしですが、ドイツに行った時おいしいと感じたのは、空気が非常に乾燥していて、皮膚からどんどん水分が蒸発し体が水分をほっしていたからでしょう。
水飲み健康法は、大陸気候の皮膚から常時水分が蒸発する環境から生まれたものです。
西洋人の皮膚は毛穴が、開ききめが粗く、日本人の皮膚はきめが細かいのです。
日本でも寒い雪国の人は肌がきれいですよね。
秋田美人は色白でお肌つるつるですもの。

 中国最古の医学書「黄帝内経素問」に腎の終始という言葉があります。
血液中の塩類濃度が0.9%より低くなると腎は正常にはたらかなくなり、体の中での治水がうまくいかなくなる河川の氾濫や梅雨時のじめじめの水滞症状があらわれます。
現代の生活では、多飲や甘味過食のため体内の塩類濃度が低くなっています。 
人間には九竅といって九つの穴があり、下の二つの穴から大小便として出し切れない余分の水は上の七つの穴と皮膚から水分代謝をし始めます。
目からは目やに、鼻からからは鼻汁、耳からは耳垂れ、口からは涎やあくび、咳、痰というように、かたちを変えて水分代謝をします。
その状態が長引くと眼炎、鼻炎、中耳炎、アトピー性皮膚炎、めまいをともなうメニエール病、耳なりなどです。

水分をたくさん取ればどろどろ血液が薄まり、さらさらにはなるという簡単なものではありません。
体の中で使えない水は、体の中を素通りし、腎に負担をかけるだけです。なぜ血液がドロドロになるかご存知ですか?
肉食の過多、甘い物の過多、血液を作る緑黄色野菜不足のため血液が粘度を帯びてくるのです。
まず水分摂取よりこちらの方を注意しましょう。
私たちの全身にめぐっている血管の90%は4ミクロンという髪の毛よりも細い毛細血管です。
肉食、甘い物を控え、緑黄色野菜を摂り皿サラサラ血液にしましょう。

 一回の尿量にもよりますが、一日7回以上お手洗いに行かれるようであれば水分の摂り過ぎです。

Sally日記