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Sallyのつぶやき

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しあわせの種 11月

山々は錦繡の衣を纏い秋の空に映えています。その中では木々が動物に木の実を振舞い、動物たちは木々の成長を喜ぶ祝宴の歌が聴こえています。
 燃えるような赤や黄色の葉っぱを眺めていると、我を忘れ美しき世界にすっぽり包まれます。

 皆さん私たち動物の目の起源ってご存じですか?
植物の葉緑体です。私達動物では、目の光感受性網膜神経細胞として進化してきました。葉緑体の中には太陽の光を吸収するアンテナのような植物性色素が含まれています。クロロフィルa, クロロフィルb、カロチン、アントシアニンなどです。秋になり光が弱くなるとクロロフィルの合成ができなくなりクロロフィルの緑が消え、カロチンの黄色やアントシアニンの赤色色素が浮かび上がり紅葉となります。

 私たち動物は太陽のエネルギーを直接吸収できませんが、太陽エネルギーを吸収した植物のでんぷんを食べ、体内でエネルギーに変えて生きています。間接的に太陽エネルギーで生かされているのです。
 自然って素晴らしいですね。太陽エネルギー吸収・変換工場が、太陽の移ろいと共に緑から色鮮やかに染まってゆくのですから。

新嘗祭では、天皇がお米の収穫に感謝し天照大御神に毎年収穫した農産物をお供えし、神々と共に召し上がられます。令和の天皇がご即位されたので、大嘗祭として執り行われました。物質文明の中では見えるもののみを対象としていますが、植物が発芽し成長するプログラムは捉えることが出来ません。見えない世界です。天照大御神は太陽神です。私たちが太陽エネルギーで生きていることに気づき、感謝の念を表す瑞穂の国。見えない世界を感じその感謝の念を連綿と皇室行事として受け継がれているこの誇り高き国に生まれた事に感謝です。

Sally日記